結成15年を迎えたナナ・イロ。新作アルバム「おとのいろ」を手に「福井で暮らすことで生まれた作品」と話す内海あいさん(左)と岩堀路子さん=福井新聞社

 10年秋には福井市内に事務所を設立。営業や経理、在庫管理に至るまで2人でこなす。声が掛かれば、東北まで機材を積んで車で向かうこともあり、ライブ活動を大切にしてきた。

 新しいアルバムに収録したのはオリジナルの全8曲。アルバムタイトルのように、1曲ごとにカラーを変えた。「繊細で優しい曲からアップテンポな曲、アレンジや歌い方も変化があり楽しんでもらえる」と自信をにじませる。

 「いちばんぼし」は星に大事な人への思いを投影し、内海さんが作詞作曲。「多重録音で声に透明感を持たせ、幻想的な世界観を表現した」と説明する。

 「涙のゆくえ」は日本赤十字社から委嘱され、岩堀さんが作詞、内海さんが作曲した。涙と海を重ね合わせ、未来へ進んでいく人の姿を、心に染み入るメロディーにのせている。

 2人で作った曲は約100点。「福井で暮らすミュージシャンだからこそ歌える曲がある」と、自然や人のつながりを詞にのせ素直な気持ちを歌ってきた。「いつも傍らにあるような存在であって、虹を見つけた時のようにうれしい気持ちになれるような曲作りをこれからも続けたい」と話した。

 アルバムは税込み2千円。松木屋エルパ店(福井市)、オーディオスペースコア(同市)、ナナ・イロの公式HPのオンラインショップで購入できる。

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