A香港型のインフルエンザウイルス(国立感染症研究所提供)

 厚生労働省は2日、全国約5千の定点医療機関から1月28日までの1週間に報告されたインフルエンザ患者数は、1医療機関当たり52・35人で、過去最多だった前週の51・93人を上回ったと発表した。福井県内の1医療機関当たりの患者数は、前週の49・91人より増え53・34人だった。県健康増進課によると、県内で50人を超えたのは2014~15年以来3季ぶり。

 全国の推計患者数は前週に比べて約9万人減の約274万人だった。検出されたウイルスは例年2月以降に流行するB型が最も多く、通常この時期に流行するA型とあわせて2種類が同時に流行する異例の事態となっている。

 大流行は今がピークとみられる。ただ今後も高いレベルで報告数が推移する可能性があり、厚労省は「引き続き手洗いやマスクの着用など、予防策をしっかりとして警戒してほしい」と呼び掛けている。

 都道府県別で報告数が最も多いのは福岡県の77・35人で、大分県(74・76人)、埼玉県(65・41人)、神奈川県(63・36人)、千葉県(63・24人)と続いた。北海道を除く46都府県で30人を超える警報レベルとなっている。

 小中学校を中心に休校や学級・学年閉鎖は続いており、1週間で休校は141、学級閉鎖は7745に上った。

 年齢別の推計患者数は5~9歳が約61万人で最多、10~14歳が約42万人、0~4歳と40代がそれぞれ約28万人と続き、若い世代が多かった。

 全国の推計患者数が減ったのは、人口の多数を占める大人の報告数の割合が減ったことが理由としている。

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