思い出が詰まった健司さんの部屋で遺影に手を合わせる西尾裕美さん=1月9日、兵庫県伊丹市

 「思春期の男の子って、すぐ溶ける氷のような存在。普通ではあり得ない。死を選ぶっていうのは。でも、『なぜ』に対する答えはない。生きる死ぬは紙一重やから」

 西尾裕美さんはこう話し、両の手で氷を優しく包み込むしぐさをみせ、「子どもたちは大切な氷」という気持ちで教師は接してほしいと涙を浮かべた。

  ×  ×  ×

 教育県を自認する福井県で起きた「指導死」は、全国に衝撃を与えた。学校や子どもたちの現状を探る。

関連記事