株式会社を設立し、SNSを活用した事業を始めた小原涼さん=16日、福井市中央1丁目

 小原さんは父親の仕事の都合で、小学校高学年を上海で過ごした。「経済成長で活気にあふれる上海のまちを見て、日本ももっと頑張らないといけない」と刺激を受け、社長が将来の夢になった。

 帰国後に10代でも起業できることを知り、中学3年で高校在学中の会社設立を決意。中学時代には自作の歌や演奏を投稿できる音楽系SNSを通じて、県内外の10代と人脈を広げて東京や大阪で音楽イベントを企画。高校1年からはデザインを独学で学び、ネットを通じてロゴデザインなどを受注して会社設立の資本金を集めた。

 小原さんや役員らは会社のほかにも、イベント企画や10代目線で地方の情報を発信するブログ制作、プログラミング支援、ボランティア活動などを行う五つの関連グループを組織している。

 小原さんたちの企業理念は「10代、20代が活躍できる社会を創る」。小原さんは「人口減少で若者の数は減っていくかもしれないけど、自分の世代は一人一人の仕事の質を高めて勝負する社会にしていきたい。高校生から福井を盛り上げていく」と意気込んでいる。

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