北陸新幹線に関する鯖江市民アンケート

 福井県鯖江市はこのほど、市政に関する市民アンケートを行った。北陸新幹線敦賀開業に伴い金沢-敦賀で特急が廃止されることについて、サンダーバード、しらさぎともに残す必要があるとの意見が74・6%を占めた。

 敦賀開業後の特急存続の是非を問う項目についてサンダーバード、しらさぎとも残すべきだとの意見に続き、「サンダーバードは必要」が12・6%。「しらさぎは必要」が8・0%で、両方とも必要ないと答えたのは4・8%のみだった。

 特急存続以外に有効な対策を問う項目では「快速、新快速を走らせるなど福井駅、敦賀駅への速達性を確保」が63・1%と最多。新幹線南越駅(仮称)の大型駐車場設置や南越駅と鯖江駅間の公共交通網の整備が22・8%、福武線の利便性向上が8・3%だった。

 敦賀開業後、大阪・名古屋方面に向かう方法については、鉄道か自家用車で敦賀駅から特急に乗車すると回答したのが50・6%。南越駅から乗車し敦賀駅で特急に乗り換えるとしたのが27・8%、福井駅からは15・7%だった。東京方面へは福井駅からの北陸新幹線乗車が50・3%、南越駅からは16・9%で、敦賀駅経由で東海道新幹線を利用すると答えたのは27・8%だった。

 敦賀開業に伴う交流人口拡大へ向けたまちづくりの重点策についても質問(複数回答可)。回答で最多だったのが「鯖江駅を中心とした交通利便性の高いまちづくり」(20・5%)だった。企業進出などの経済効果や産業振興を望む声に加え、西山公園と中心市街地の商店街を中心とするにぎわい創出を求める意見も多かった。

 南越駅の名称については「南越駅」が35・6%で、鯖江市のものづくりや歴史、文化を連想させる言葉を入れてほしいとの意見が32・4%と続いた。名称の一部に「鯖江」を入れてほしいとの回答は21・3%だった。

 行政や市議会、市民らでつくる「特急サンダーバード・特急しらさぎの存続を実現する会」の事務局を担う市総務課は「特急存続を願う市民の声を再認識した。実現する会一体となって県全体またはそれ以上の活動に広げ、敦賀開業後の市民の利便性確保に努めたい」としている。

 アンケートは第5次市総合計画戦略の市民評価調査に合わせて昨年8月に実施。市内在住の16歳以上を対象とし無作為抽出の千人に行った。回答率は50・6%だった。

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