葉物野菜を中心に高値が続き、スーパーでは小分けしたものを増やすなど工夫している=23日、福井市のショッピングセンターベル内のアル・プラザベル

 ■なるべく節約

 県内の小売店は小分けした商品を増やすなどして対応している。「2~3週間前は例年の2倍ほどの価格で、非常につらい状況だった」と話すのは、福井市のショッピングセンターベル内のアル・プラザベルの食品担当者。キャベツ、ダイコン、ハクサイなどで高値が続き、割高感を解消するため、半分や4分の1の大きさに小分けした野菜の販売量を増やした。サラダ、野菜炒め用などに加工した商品も人気を集めている。

 ただ、一時期に比べて葉物野菜の価格は下がってきたという。ハクサイは23日時点で4分の1サイズが198円だが、24日から価格を下げる方針という。

 近くに住む女性(85)は長引く高値に「年金生活者にとっては大きな出費」とこぼす。「栄養のバランスを考えると、全く買わないわけにはいかないので無理をしている状況です」と話した。別の女性(62)は、カットされた野菜など安価な商品を買う頻度が高いとし「なるべく節約するようにしている。早く価格が下がってほしい」と嘆いた。

 福井市内で居酒屋などを展開するぼんたグループの担当者は「鍋料理で使うハクサイやキャベツの仕入れ値は例年の倍以上。サイズも小さい」とため息をつく。複数の卸業者やスーパーを比較し、安価で状態が良いものを仕入れるなどの工夫で料理の価格や量は維持している。「天候次第で野菜が高くなることはたまにあるが、これだけ長期間はなかなかない」と話した。

 福井青果によると、3月には九州、四国からの出荷量が増え、価格が落ち着く見通しという。

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