善性寺の住職になった山田靖也さん=12日、福井県越前町宿

 福井市の古民家と行き来しながら、朝参りなどの法事や寺でのお勤めにいそしむ日々を送る。広い本堂の掃除は大仕事で、名古屋市から両親に来てもらい花の飾り付けなどを手伝ってもらうこともある。

 昨年末は寺で餅つきを行い、今春には農家としての知識を生かして精進料理の講習会も開く予定で、自分なりの住職像を突き進む。山田さんは「過疎化が進む地域だが、門徒さんや住民と集落のことを一緒に考え、盛り上げていきたい」と話す。

 門徒総代の笹下利行さん(85)=越前町=は「先祖が眠る寺をよくぞ継いでくれた」と感謝し「若いだけあって活動的で門徒の健康のことも考えてくれる。日に日に山田さんへ敬愛の情が深まっている」と笑顔を浮かべる。地域とともに歩む新たな住職の姿を温かく見守っている。

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