田中蓮ちゃんの遺体発見現場で手を合わせる父親の了士さん=20日、福井県坂井市三国町新保

 「長い間つらい思いをさせた」ー。20日朝、福井県警越前署で田中蓮ちゃん(3)の遺体と無言の対面をした父了士さん(30)は苦しい心情を言葉を詰まらせながら語った。

 ⇒祖父「蓮を褒めてやりたい」

 ■了士さんの話

 遺体発見の一報は家族とともに19日に聞きました。警察から話があると聞いたときは、事件として何か進捗があったのかと思った。覚悟はしていたが、僕らの中では生きているって思っていたので。

 蓮が川の中でこんなにつらい思いをしていたのに、僕らはご飯食べたり温かい布団で寝てたかと思うと…。死因は低体温症と聞いた。何で自分はまず道路の方を捜してしまったのか。(川に流されて)二、三十分後だったら…。最初から川へ行ってたら、助けてあげられたかもしれない。

 蓮の遺体と対面し「ごめん」と言いました。3歳の小さい子が短い人生で…自分のせいで死なせてしまった。あの子は言葉で伝えることがあまりうまくない子だったけれど、自分で居場所を知らせてくれた。海に行ってしまったら捜すのに時間が掛かっただろうし、見つからなかったら(家族は)地獄だった思う。

 こういう形になってしまったけれど、会えたというのは本当に…蓮のつくってくれた奇跡だと思う。今まで1カ月以上見つからずに、最後の最後で来てくれたとしか思えない。

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