福井市内では、7月にも別のアパートで腐乱した80代女性の遺体が見つかり、遺体を約4カ月放置したとして同居していた40代の息子が逮捕、起訴され執行猶予付きの有罪判決を受けた。

 この家族も近所付き合いはなく、民生委員も訪問していなかった。女性は介護保険サービスの利用に必要な要支援認定を受けていたが、更新しなかったため、ケアマネジャーの訪問も途絶えていた。

 市の高齢者福祉を担う地域包括ケア推進課の担当者は「在宅福祉サービスも介護保険サービスも申請主義。本人の希望がないと動けない」と説明。すべての高齢世帯を見守るのは不可能だとし「何かしてあげられなかったのかと心が痛むが、答えは見つかっていない」と語る。

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