最新機種を集めたショッピングセンターでのイベントも笑顔の親子でにぎわう=福井市のベルあじさいホール

 ■300億円市場

 ガチャガチャは、1960年代に米国から輸入されたお菓子の自販機が始まり。日本市場で現在7割近くのシェアを握る「バンダイ」(東京)が83年に「キン肉マン消しゴム」を投入し、第1次ブームが起きた。90年代から彩色された精巧なコレクションが登場し大人にも人気となり、第2次ブームが到来。2005年の市場売り上げは335億円(同社調べ)だった。

 近年は300億円前後を売り上げ、第3次ブームといわれる。けん引役は「妖怪ウォッチ」などの人気キャラクター。各メーカーは人気商品創出にしのぎを削っており、「タカラトミーアーツ」(東京)では年間約360の新商品を投入している。会員制交流サイト(SNS)で話題になるのがヒットのカギという。

 また、カプセル玩具は精巧でかわいいと外国人観光客にも人気が高い。帰国直前に余った小銭の使い道にもなると、駅や空港での設置が増えブームを支えている。

 ■まちおこしツールに

 昨年、敦賀青年会議所が主催したお土産のアイデアコンテストのグランプリは、敦賀名物のかたパンや花換まつりの小枝などをフィギュア化する「敦ガチャ」だった。提案者の中村祐子さんは「敦賀を訪れた証しとして広がってくれれば」と期待する。

 地域色の濃いフィギュアでは、海洋堂(大阪)が12年から発売している、各地の観光名所などをカプセル玩具で再現した「フィギュアみやげ」シリーズが有名。東京の雷門や京都の舞妓(まいこ)などが人気だ。

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