雪が激しく降る中、センター試験会場へ向かう受験生=13日午前8時5分ごろ、福井市の福井大文京キャンパス

 大学入試センター試験初日の13日、福井県内を襲った大雪は会場に向かう受験生の足を直撃した。えちぜん鉄道の三国芦原線と勝山永平寺線、福井鉄道福武線は一部区間が終日まひし、JRも運休や遅れが相次ぎ、乗り合わせた計28人が別室受験を余儀なくされた。交通の乱れを懸念して早めに会場入りする受験生が目立ち、「無事に着いてよかった」とほっとした表情もみられた。

 ⇒雪の中交差点で列をつくる受験生

 えちぜん鉄道によると、三国芦原線の西長田―三国港間の数箇所でレールを切り替えるポイントが積雪や凍結で動かなくなり、同日午前8時ごろから同区間の運転を見合わせた。復旧作業を急ぎ、同8時40分ごろにいったん運転を再開させ、列車2本が約1時間遅れで福大前西福井駅に到着した。

 このため、福井市の福井大文京キャンパスで受験予定の三国高生ら25人が、別室で1時間遅れの受験となった。同校によると、午前8時に会場入りの予定だった。同校の斉川清一校長は「前日に列車が動いていたので早めに行動すれば大丈夫と思っていた。前日から福井市内のホテルに宿泊するなど対応すべきだったかもしれない」と申し訳なさそうに話した。

 えちぜん鉄道の担当者は「受験生がいたために代行輸送も手配したが、バスが列車の停車場所に着くまで1時間以上かかる状況で、復旧を急いだ方が早いと判断した。スムーズに運行できるよう前日からできるだけの対応はした」と話した。

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