激しい雪が降りしきる福井県大野市内=13日

 福井県内は13日も強い冬型の気圧配置が続き、上空に寒気が流れ込み、福井市で平年の3・5倍となる積雪70センチ(午後2時現在)に達するなど大雪に見舞われた。県内鉄道の混乱も続き、同日始まった大学入試センター試験で一部の受験生が試験開始に間に合わず、福井大文京キャンパスと福井工大の2会場で計28人が別室受験した。永平寺町では自宅屋根の雪下ろしをしていたお年寄りが転落、死亡した。

 13日午後0時5分ごろ、永平寺町の無職男性(83)が自宅の屋根雪下ろし中に転落し、雪に埋まったと男性の妻が119番通報した。男性は雪の中から救出されたが約1時間40分後、搬送先の病院で死亡が確認された。

 福井署によると、男性は午前9時ごろから1人で雪を下ろしており、約6メートルの高さから落ちたとみられる。

 県によると、坂井市でも13日午前に屋根雪下ろしをしていた女性(45)が転落し、頭に軽傷を負った。

 福井地方気象台によると、福井市で積雪70センチ以上を観測したのは、2011年1~2月以来7年ぶり。平野部に雪が降りやすい気圧配置で、雲が西側から連続して流れ込み、地上付近の気温も低かったために積雪が増えたという。14日は徐々に天候が回復する見込みで県内の雪のピークは越えたものの、降雪がさらに続く恐れがあり、引き続き交通障害などに注意を呼び掛けている。

 県は13日午前9時から西川一誠知事、副知事、部局長らの連絡会議を開き、交通機関の状況などを共有した。14日も大学入試センター試験2日目があり、会場周辺や主要道路の除雪に万全を期すことを確認した。県は車の運転や歩行、天候回復後の除雪作業に注意を呼び掛けている。

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