福井県越前市の市役所=2015年9月28日撮影

 福井県越前市は11日、住民基本台帳に基づく1月1日時点の市の人口が8万3061人となり、昨年1月1日時点に比べ114人増えたと発表した。1年間で人口がプラスとなるのは2005年10月の合併後初めて。市内企業の雇用拡大を受けた住宅支援施策の充実化などの効果としている。

 市によると、転入数から転出数を差し引いた1年間の社会動態は452人増。出生数から死亡数を差し引いた自然動態の338人減を上回り、全体でプラスとなった。年初に8万3千人台となるのは2年ぶり。

 例年、大学進学などに伴う転出者により大幅に人口が減っていた上半期(1~6月)で25人増、下半期でさらに89人増えた。市内企業の雇用増加に伴い外国人が1年間で666人増えており、日本人の減少をカバーする形となった。

 市政策推進課は住宅支援施策のほか、ホームページ「おうちナビ」による空き物件の情報発信、ヒアリングなど企業との連携強化を図った効果が表れたと分析。今後について同課は、自然動態で毎年300~400人減少しており人口を増やすことは容易ではないとした上で「日本人の増加や外国人受け入れ環境のさらなる整備を目指し、取り組みを強化していきたい」としている。

 同課によると、県内市町のうち昨年1~11月の累計で人口が増えたのは越前市と鯖江市のみ。

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