落雷の影響で火花が出たとみられる石川テレビ敷地内の共用送信鉄塔=11日午前、金沢市

 金沢市内にあるフジテレビ系列の石川テレビ放送とTBS系列の北陸放送(MRO)の放送が10日夜に中断した問題で、両局は11日、落雷の影響により火花が出たとみられる石川テレビ敷地内の共用送信鉄塔に仮アンテナを設置した。石川テレビは視聴世帯の約9割で視聴が可能になり、北陸放送も再開した地域が広がったとしている。

 福井県内でも同日午前、ケーブルテレビのサービスを通じた北陸放送の放送が再開し始めた。丹南ケーブルテレビ(本社福井県越前市)はホームページで「午前10時半ごろから完全な電波状況ではないが再開した」と知らせている。

 総務省によると、放送局の持つ最も大きな送信所「親局」での事故で、今回ほど長期間の放送中断事例はないという。同省は放送法に基づき、重大事故として両局に報告と再発防止策の提出を求める方針。

 石川テレビによると、高さ約160メートルある鉄塔の約130メートル地点に仮アンテナを取り付けた。両局は、引き続き完全復旧に向けて作業を進めるとしている。

 石川テレビは、ケーブルテレビを通じた福井県内での放送は行われていない。

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