福井県警大野署と勝山署、県警捜査1課は、同県勝山市の飲食店から現金を盗んだとして建造物侵入や窃盗の疑いで昨年10月に逮捕した岐阜県安八町、無職稲葉正被告(32)と同県各務原市、会社役員福山結希被告(28)=ともに公判中=の捜査を終え、福井県を含む4県で77件、約435万円相当の被害を裏付けたと9日発表した。福井県内の被害は大野市内3件、勝山市内4件の計7件、計約111万3千円相当。

 大野署によると、4県は福井と岐阜、愛知、三重。昨年8月中旬から10月2日までの間、閉店後の飲食店などにガラスを割るなどして侵入したとみられる。被害は現金が約380万円、金庫やレジの一部など物品が約55万円相当。大野市内では昨年9月20日から21日にかけて、勝山市内では10月1日から2日かけて飲食店や土産店で被害があった。

 2人は岐阜県を拠点に、稲葉被告所有の乗用車で移動していた。「インターネット上の地図で店や周囲の状況を確認して現場へ行った」と供述。ともにプロバイダー契約の仲介業に携わっていたが収入が途絶えており、福井地裁での公判では、生活費に困り窃盗を繰り返したと述べた。

 福井地検は6件分で起訴し「事前に店舗を選定して犯行に及ぶなど計画的」などとして、ともに懲役2年6月を求刑している。判決公判は12日午後1時10分から。

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