福井県警の110番受理件数

 福井県警が2017年に受理した110番の有効件数が3万7765件と過去10年で最多、非有効件数が4819件で最少となったことが県警のまとめで分かった。県警通信指令課は、緊急性の低い相談が増えたことに加え、これまで非有効としてきた無言電話が犯罪被害者からのSOSの可能性があるとして積極的に臨場指令を出し、有効な通報となったものもあることを要因に挙げている。

 有効件数が3466件増え、非有効件数は1567件減った。総受理件数は4万2584件で1899件増え、1日平均で約116件だった。

 有効の内訳は、事故などの「交通関係」が1万7843件と2045件増え、47・2%を占めた。「各種情報」が168件増の6941件で続いた。

 騒音などの「要望・苦情・相談」は698件増え3013件。「特殊詐欺の予兆電話がもしかかってきたらどうすればいいか」など、緊急ではない相談の増加が目立ったという。「災害関係」は倍増の733件。超大型で非常に強い台風21号が接近した10月21、22日に計213件あった。

 非有効のうち無言の「無応答」が1601件減って426件だった。ドメスティックバイオレンス(DV)や逮捕監禁、会員制交流サイト(SNS)で知り合った相手からの連れ去りなどに遭い、声を出せない状況にある被害者からの通報の可能性があるとして、位置情報が判明した場合は積極的に臨場指令を出した。犯罪に直結した無言の通報はなかった。

 かけ間違いなどの「誤接続」は2405件で188件増、「いたずら」は136件減って1988件だった。

 総受理件数のうち携帯電話からの通報が3万171件と7割を占めた。

 県警通信指令課の佐々木常雄次席は「110番は緊急用。緊急の対応を必要としない相談は、警察安全相談電話#9110を利用してほしい」と呼び掛けている。

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