福井県警の統計上の「認知件数」に含まれていない特殊詐欺の被害が、2017年は少なくとも90件9千万円に上ることが県警への取材で分かった。警察に相談しながらも被害届を出さなかったため。相談すらしていない被害者もいるとみられ、被害の実態は統計上の数値を大きく上回っているとみられる。

 県警によると、被害届を出さなかったのは架空請求詐欺の被害者がほとんどで、「家族に知られたくない」「大ごとにしたくない」「被害額が少ない」などが理由。架空請求詐欺はアダルトサイトの有料動画の閲覧履歴があるとして料金の支払いを求める手口もあり、家族などに相談しづらい状況があるようだ。

 被害届の提出に至らなかった相談の中には、具体的な被害額を覚えていなかったり、被害の裏付けを取れないケースもあるという。

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