福井県内の特殊詐欺被害

 福井県警が2017年に被害届を受理した特殊詐欺件数が前年から23件増え、過去最悪の76件に上ったことが県警のまとめで分かった。一方、被害額は1850万円減の2億3924万円。電子マネーカードやコンビニ決済を悪用する100万円未満の被害が増えたことで、被害額が減少した。

 統計上比較できる11年以降でみると、件数は15年の58件、被害額は14年の2億8540万円が最多。被害額については、17年は1~4月だけで1億4千万円近くに上る最悪ペースで推移したが、10~12月は計約1400万円に抑えられた。

 17年の内訳は架空請求詐欺が17件増の39件で、被害額は6405万円減の1億302万円。携帯電話のショートメールで有料サイトの未払い料金を求めたり、はがきで訴訟の取り下げ費用を請求したりする手口が急増した。金をだまし取る手段は、コンビニで電子マネーカードを購入させて番号を告げさせる手口が20件、指示した番号をコンビニ店員に告げさせてレジで支払わせるコンビニ決済を悪用した手口が8件に上った。

 息子をかたって金が必要と泣きつくなどのオレオレ詐欺は9件5241万円増え、26件9764万円。このうち現金やキャッシュカードを直接犯人側に渡したケースは22件あった。

 役所の職員を名乗り、税金の還付があるとする還付金詐欺は4件減って5件534万円だった。

 一方で、金融機関の窓口やコンビニ店員らの声掛けによって84件9438万円の被害を阻止した。

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