【10年前のきょう・2008年1月9日】福井県は九日、池田町大本の部子川漁業生産組合で進められている県産のサクラマス放流事業で、稚魚のふ化が完了したと発表した。約一万四千匹の新しい命が誕生、三月に一部を放流する。本県生まれの放流は初めてで、九頭竜川のイメージアップに期待が寄せられている。

 サクラマスはヤマメの一部が海に下りて成長した魚。九頭竜川はサクラマスの遡上(そじょう)で知られており、シーズンには全国から大勢の釣り客が訪れるほど人気がある。県内では流域漁協やボランティア団体が稚魚の放流をしているが、ほとんどは石川県産という。

 県産のサクラマスを放流することで県内河川のイメージアップを図ろうと、県は本年度から四年間、九頭竜川で捕ったサクラマスから採卵、受精、種苗して放流する事業を展開。昨年十月に永平寺町で捕った雄三匹、雌九匹の計十二匹を県内で唯一生産設備が整った同組合に預け、飼育していた。

関連記事