北陸―東亜学園 第2セット、スパイクを決める北陸・水島健=東京体育館

 大一番の相手は昨年準優勝の東亜学園。高さがあるだけに、いつも以上に多彩な攻めで対抗するつもりだった。だが、生命線のレセプションが崩れた。

 相手のジャンプサーブは強烈だった。しかし「乱れたのは自分の責任」と村上智彦。一度狂った歯車は元に戻らなかった。「レシーブが安定せずトスが微妙にずれた。焦りもあった」。これまで決まっていた赤川尚暉のトスがかみ合わなかった。

 村上、水島健主将は3枚つかれてもブロックアウトを取るが、速攻が決まらず連続得点につながらない。「こっちがやるべきバレーをやられた。流れをつかめないまま終わった」と牧野主典監督が言うように、完敗だった。

 試合後、選手たちは目を赤くして座り込んだ。「何もできなかった」。レギュラーは口をそろえた。それでも、高速コンビ攻撃で存在感を示したことは間違いない。

 闘志あふれるサーブも光った。大村工との3回戦。第2セット、22―24。1本もミスができない中、水島はジャンプサーブを打ち続けた。「ここで絶対に1点取る」。思いの乗ったサーブから連続得点。ピンチでも果敢に攻め続ける姿は圧巻だった。磨き上げた「北陸のバレー」。その成果を存分に見せてくれた。

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