競技かるた名人位決定戦で3連覇を果たした川崎文義名人=6日、大津市の近江神宮勧学館

 競技かるたの日本一を決める第64期名人位決定戦は6日、大津市の近江神宮勧学館で行われ、福井渚会の川崎文義名人(29)=福井県越前市=が、挑戦者の粂原圭太郎八段(26)=京大かるた会=を3-2で退け、3連覇を達成した。

 試合は3戦先勝の5番勝負で行われた。川崎名人は初戦、一時6枚差までリードを広げたが、徐々にペースを乱され8枚差で敗れた。2回戦は勝利したが、3回戦は再び主導権を奪われ12枚差で落とした。後がなくなった川崎名人は4回戦、集中力を取り戻し6枚差で逃げ切ると、最終戦は終始攻めの姿勢を貫き、8枚差で粘り勝ちした。

 激戦を制した川崎名人は、「名人位戦で5試合を経験するのは初挑戦の時以来。挑戦者はスピードがある上、優れた戦術を持ち、術中にはまって苦戦した。防衛できてほっとしている」と、額に汗を浮かべながら控えめに笑みを見せた。

 同時に行われた第62期クイーン位決定戦は、挑戦者の山下恵令六段(東京明静会)が、鶴田紗恵クイーン(九州かるた協会)を2-1で破り、初のクイーン位を獲得した。

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