【10年前のきょう・2008年1月7日】県内の法人、個人タクシー千百八十二台が七日から、すべて禁煙となった。車両のドアや後部座席の窓には禁煙マークが入り、乗り場にはPR用の立て看板がお目見え。嫌煙派の利用者らは総じて歓迎の意向を示す一方、愛煙派は困惑顔。タクシー運転手からは、利用客減やトラブルを心配する声が上がった。

 本県のほか東京都や埼玉県でも同日から始まり、都道府県単位では十三番目のスタートとなった。国土交通省によると、全面禁煙の十五都県とそれ以外の地域の禁煙車も含めると、全国約二十七万台の半数近い約十二万台のタクシーでたばこが吸えなくなった。

 この日、JR福井駅前のタクシー乗り場で並んでいた福井市の女性(44)は「においは不快だし、禁煙車は旅行者にもいいイメージを与えるのでは」と評価。嫌煙派からは「においが服に染み付きそうで嫌だった」などと歓迎の声が聞かれた。

 一方、愛煙派の福井市の男性(77)は「もうタクシーには乗らない」と不満をあらわにしたが、同市の男性会社員(59)は「タクシーは何時間も乗らないので、我慢できる」と特に気にする様子もなかった。喫煙者の多くが「仕方ない」「我慢する」と顔を曇らせながらも受け入れる姿勢で、「一部ではなく全面禁煙なので割り切れる」という意見もあった。

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