米ラスベガスで開かれる全米大会に初出場することが決まり、笑顔を見せる福井商業高チアリーダー部「JETS」の選手たち=5日、福井市の同校体育館

 福井市の福井商業高チアリーダー部「JETS」が2月に米ラスベガスで開かれる全米大会に初出場することが5日、分かった。5連覇中だった米オーランドでの全米選手権は、参加していた部門への日本からの推薦枠が今年からなくなったため出場を断念、新たなチャレンジの舞台を模索していた。心機一転して新たな大会で全米ナンバーワンを目指す。

 JETSは昨年11月、東京で開かれた「第17回全日本チアダンス選手権大会」決勝大会のチアダンス部門高校生編成で2年連続6度目の優勝を飾った。

 例年は同大会を主催する「日本チアダンス協会」の推薦でポン、チアダンス部門1~3位が米オーランドでの全米選手権に出場してきたが、今年から全米選手権の推薦チームを決める権限が同協会から別団体に移行。さらにJETSが出場していたチームパフォーマンス部門は米側の意向で日本からの推薦枠がなくなり、同一大会6連覇の道は閉ざされた。

 先輩たちと同様に全米制覇を目標に掲げ、日本一も勝ち取った選手たちの頑張りを無駄にしたくないと、JETSの五十嵐裕子顧問と同協会は昨年末から関係者を通じてアメリカ各地の全米大会出場を模索。一時は競技会でなく、チアダンスの公演開催も検討したが、選手たちは“勝負”にこだわった。

 全日本選手権優勝などの実績が認められて出場が決まった新たな全米大会は、米ネバダ州ラスベガスで2月23日に開かれる。カリフォルニア州を中心に全米でチアダンス、チアリーディングの大会、講習会を開いている団体「JAMZ」の主催。JETSはチアダンス部門に当たる「バラエティー部門」(18歳以下)に挑む。

 大会決定の知らせを受けた選手たちは涙が止まらなかったという。3年生の安野未彩部長は「自分たちの世代はアメリカに行けないかもしれないと不安を抱えながら練習してきたので、今はすごくわくわくしている。感謝の気持ちを演技に込め、すべてを出し切って優勝したい」と笑顔。五十嵐顧問は「ショーの本場でもあるラスベガスの大会でどこまで通用するのか、アメリカの観客の心を引きつける演技ができるかどうかが課題」と新たな舞台へ気を引き締めた。

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