~「ふくい四季のしあわせ綴り」とは~
福井の地で脈々と続いてきた四季折々の伝統行事、風習、食文化。何気ない日々の暮らしの中に受け継がれているコトやモノにこそ、わたしたちが「しあわせ」を感じられる理由があるのではないでしょうか。そんな「しあわせの歳事」の数々を、福井県がこのほど「ふくい四季のしあわせ綴り」としてまとめました。それらを深く知り体感すれば、この福井がもっと好きになり、さらにはそれぞれのしあわせの再発見につながることでしょう。

 

「ふくい四季のしあわせ綴り」の中から、今回は1~6月の主な「記念日」を紹介します。福井にちなんだ記念日っていろいろあるんですね。これらを知ると毎日が楽しくなるかもしれません。 
 

(1)越国ゆかりの男大迹王が即位した「継体天皇即位日」/2月4日(507年)※旧暦

足羽山にある「継体天皇像

旧暦の2月4日は、古墳時代の507年に男大迹王(をほどのおおきみ)こと、後の継体天皇が即位したとされる日です。歴史書には記述が少なく謎が多い人物ですが、生まれてから即位するまでの約50年を、越国(現在の福井県)で過ごしたと伝わっています。越前市の味真野地区周辺をはじめ、即位を祝ってはじめられたとされる越前市粟田部の蓬莱祀など、今も県内各地にゆかりの地や伝承が残っています。福井市の足羽山に立つ石像も有名ですね。

 

(2)今の福井の形はここから始まった「福井県の誕生・ふるさとの日」/2月7日(1881年)

福井駅前

現在の福井県は、主に江戸時代以前の越前国と若狭国からなります。江戸時代に藩政が敷かれ、幕府直轄地と各藩の領地に分かれていましたが、大政奉還後の明治4(1871)年に廃藩置県が行われました。その後、福井県(のち足羽県)と敦賀県が誕生。明治6年に足羽県と敦賀県が統合され、敦賀県となりましたが、明治9年に石川県と滋賀県に統合され敦賀県は消滅しました。そして明治14(1881)年に、石川県と滋賀県より、坂井・吉田・足羽・大野・丹生・今立・南条・敦賀・三方・遠敷・大飯郡が分離、統合し現在の福井県が誕生しました。その後、置県百年を機に2月7日が「ふるさとの日」と決められました。

 

(3)福井藩の由利公正が大きな役割を果たした「五箇条の御誓文の公布」/3月14日(1868年)※旧暦

五箇条の御誓文の公布

幕末期に福井藩の財政再建を手掛けた由利公正(三岡八郎)は、明治新政府においても大きな役割を果たしました。由利が起草した「議事之体大意」は、新政府が新たな国策の基本方針として1868年3月14日(旧暦)に公布した「五箇条の御誓文」の原案となりました。由利と坂本龍馬が、足羽川近くの旅館にて日本の将来を語り合ったというエピソードも伝わっています。

 

(4)高校野球北陸勢で初めての快挙!「敦賀気比高校が春の選抜優勝」/4月1日(2015年)/福井県敦賀市

敦賀気比高校が春の選抜で北陸勢初の全国制覇

2015年4月1日、高校野球春の選抜大会で敦賀気比高校野球部が優勝しました。北陸地方勢で初となる甲子園での全国優勝とあって、福井県内は大盛り上がり。かつてから強豪として全国に知られていた同野球部の名前を、あらためて全国の高校野球ファンに印象付けました。敦賀気比高校のグランドには春の選抜優勝の記念碑がたてられました。

 

(5)世界が認める美しい海に。若狭和田ビーチがアジア初「ブルーフラッグ取得」/4月14日(2016年)/福井県高浜町和田

若狭和田ビーチ

「ブルーフラッグ」は、きれいで誰もが安心安全に楽しめるビーチやマリーナに与えられる国際認証。取得するためには、水質や環境への配慮、バリアフリー対応などさまざまな条件が必要です。日本国内では、2016年4月に高浜町(若狭和田海岸)と神奈川県鎌倉市(由比ヶ浜)が取得し、日本はもちろんアジアでも初の認証となりました。2017年は、アジアで唯一、若狭和田ビーチが認証されました。

 

(6)格調高い日本語と荘厳な調べが特徴の「福井県民歌(旧版)の制定」/5月1日(1954年)

福井県民歌の制定

旧版の福井県民歌は、サンフランシスコ講和条約発効を記念し、1954年5月1日に三好達治作詞、諸井三郎作曲により誕生しました。格調高い日本語と荘厳な調べが特徴で、当時のビクターレコードからSPレコードも発売されました。郷土福井を復興・発展させようと頑張ってきた先人たちの熱き思いが感じられます。

 

(7)福井の眼鏡産地の歴史はここから始まった「福井めがね誕生の日」/6月1日(1905年)/福井県鯖江市

福井めがね誕生の日

1905(明治38)年6月1日、増永五左ヱ門が農閑期の副業として眼鏡枠の製造事業を始めたことにより、福井の眼鏡づくりの歴史がはじまりました。増永はその後、眼鏡枠のめっき加工、金属セルロイド枠の開発、技術者の育成などに尽力。福井県が眼鏡産業の一大産地として発展していく基礎を築きました。

 

(8)当時は日本で一番長い鉄道トンネルだった「北陸トンネル開通」/6月10日(1962年)/福井県南越前町~敦賀市

北陸トンネル開通当時の様子

現在のJR北陸本線敦賀ー南今庄間にあるトンネルで木ノ芽峠下を通過します。かつて国鉄同線の輸送上のネックとなっていた敦賀ー今庄間の連続急勾配区間を解消するため難工事の末、1962(昭和37)年に完成しました。長さは1万3870mで、開通当時は日本最長の鉄道トンネルでした。

 

(9)福井出身の石塚左玄にちなんだ「食育月間」/6月/福井県内各地

石塚左玄

福井県では、6月は「食育月間」となっています。これは、福井藩出身で後の陸軍薬剤監などを務めた石塚左玄が日本で初めて「食育」という言葉を使ったことにちなんだものです。左玄は、著書「化学的食養長寿論」の中で、食の栄養、安全、選び方、組み合わせ方の知識とそれに基づく食生活が心身ともに健全な人間をつくると説いています。福井県は、食育を推進していくために、食に関する教育や伝統食の承継を進めており、県内公立小中学校などでは地元産の食材を使った給食が出されます。

 

こんなにいろいろある記念日、いくつ知っていましたか? ぜひ周りの人にも教えてあげてくださいね。
これらの福井の記念日の詳細は、福井県のHP「ふくい四季のしあわせ綴り」で見ることができますよ。

 

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