複数の再開発構想が動き出している福井市のJR福井駅西口エリア=2017年4月、本社ヘリから

 JR福井駅西口で複数の再開発構想が進んでいることを受け、福井市の第三セクターまちづくり福井は13日、シンポジウム「再開発とエリアリノベーション」を同市の響のホールで開く。リノベーションと再開発という二つの手法を、エリアの価値を高めるためにどう共存させるべきかをパネル討論で考える。

 駅西口では、中央大通りと福井駅前電車通りに挟まれた「三角地帯」が対象の再開発準備組合が2017年8月に発足。福井駅前南通り商店街などの地権者による福井駅南エリア再開発協議会も準備組合の設立を目指している。元食品スーパー「ハニー食市場北の庄」一帯では、複合ビル建設に向けた解体が進む。

 一方で近年は、既存の空き物件を活用して事業を起こすリノベーションの動きが活発化。市が15年から3回開いたリノベーションスクールを通じて、若者がやりたいことを可能な規模で計画して自ら実践する機運が高まり、まちに活気を生んでいる。

 パネル討論のコーディネーターは、スクールの監修役も務めた建築家の馬場正尊さん(東京)。対立してとらえられがちな両手法について「まちの状況や未来へのビジョンに応じて合理的に判断すればいい」とし、維持管理費などの将来負担や建物更新の必要性を踏まえ、福井が向かうべき方向性を自由に議論したいとしている。

 パネリストは、福岡市などの再開発事業に携わってきた都市デザインの専門家の後藤太一さん、金沢市などでリノベーション事業を展開する小津誠一さん、まちづくり福井の岩崎正夫社長が務める。

 午後2時から。参加無料。駅西口の再開発関係者や地権者、商店主、開業予定者らを主対象に参加者を広く募っている。問い合わせはまちづくり福井=電話0776(30)0330。

関連記事