それぞれの思いを色紙に書き、笑顔で握手する清水邦広(右)と山下晴奈=福井市内のホテル

 「若い選手が憧れる選手を目指したい」「支えてくれた人たちにプレーで恩返しする場所」。地元福井国体に懸ける気持ちは次第に高まっている。国内外で活躍するバレーボールの清水邦広(パナソニックパンサーズ)と、次代を担う山下晴奈(福井・福井工大福井高)。「レジェンド」と「ホープ」が思いを語り合った。

    ×   ×   ×

 ―練習ではどうですか?

 清水 高校当時は教えられたこと、与えられたことをただやるだけでは、ほかの人と同じにしかうまくならないと思っていました。何が足りないか考え、体力だったら走るとか、分析しながらやりましたね。

 山下 私もまずは自分が(主体的に率先してやっていこう)と考えています。先輩に頼りっきりなのも嫌なんで、試合中も自分が決めるとか、自分が自分がという気持ちを忘れないようにしています。

 清水 自分を出すことは大事。25点全部決めたら試合が終わる。それぐらいの気持ちがないと。

 ―清水選手は北京五輪にも出場しました。山下選手も将来が有望。世界に対する思いは?

 清水 高校生から世界を意識していました。五輪では相手も1勝すれば人生変わるぐらいの気持ちで向かってきました。僕たちは1勝もできなかったけど、その重圧を感じながらプレーしました。

 山下 私も将来は全日本代表になりたい。中学の時に全日本中学選抜に選ばれて、タイに遠征しました。レベルが高く、すごく自分の中でも収穫があった。高校でもユースの選考会にも参加しました。結局落ちたんですけど。

 私は身長が低い方で、選考会ではブロックに引っかかることが多いと言われました。高いブロックに対して自分の攻撃を生かせることを考えてやっています。
 清水 僕は身長192センチでオポジットでいうと、世界で最小なんですよ。世界は2メートルを絶対超えている。ネットから胸ぐらいまで出るブロックもある。昔は結構ブロックを抜こうとか、ブロックアウトしようとしていたけど、コートの外に打とうと発想を変えました。あとは感覚で相手の指先を狙う。山下さんも発想を変えてやってみるといい。

 山下 なるほど。ありがとうございます。

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