福井県高校生英語ディベート大会で、英語で意見をぶつけ合う生徒=2017年、福井市の福井県生活学習館

 2015年度に海外留学した福井県の高校生の県内全生徒数に占める割合が2・07%となり、都道府県別の比較で1位となったことが文部科学省の国際交流状況調査で分かった。前回調査した13年度は6位(1・75%)で、県教育委員会は「派遣制度で留学を支援したり、外国語指導助手(ALT)の数を増やしたりして海外志向が高まったことが要因の一つではないか」と分析している。

 調査は全国の国公私立高校などを対象に隔年で行っており、長期留学(3カ月以上)と短期留学(2週間~3カ月未満)をまとめて集計する。15年度の県内生徒数は2万3468人で、留学したのは485人だった。2%を超えた都道府県は福井のみで、2位は大阪の1・72%。

 県内生徒の留学先で最多は米国の203人(長期4人、短期199人)。シンガポール78人、カナダ29人、オーストラリア27人、台湾26人(いずれも短期)と続いた。

 全国1位の要因について県教委は、11年度から継続する海外に2年生約100人を2週間派遣する制度(費用半額補助)の認知度が高まったことや、15年度にALTを10人増員し派遣回数を増やすなどして海外への関心を高めてきたことなどを挙げた。

 県はさらに後押ししようと16年度からは、ふるさと納税寄付金を財源に長期海外留学(1年または2年)を支援する「県きぼう応援海外留学奨学金」制度も導入。担当者は「さまざまな支援制度を利用して語学力と広い視野を養い、世界を舞台に活躍する人材となってほしい」と期待している。

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