福井県警緊急対策PT責任者の西野正秀警視

 オレオレ詐欺や架空請求詐欺など特殊詐欺の被害件数が福井県内で過去最悪となる中、福井県警は11月に緊急対策プロジェクトチーム(PT)を発足させた。特殊詐欺は犯人の姿が見えにくく、主犯格は摘発されるまで犯行をやめない。犯行グループの実態解明と摘発によって被害を食い止めたい。

 県警が把握した今年の被害は10月末までに68件あり、被害額は2億2853万円。前年同期より約5千万円多く、非常に深刻な状況だ。昨年まではなかったコンビニで電子マネーカードを購入させて番号を告げさせる手口も多発している。

 犯行グループは、被害者に電話をかけるだまし役の「かけ子」、被害者からお金を直接受け取る「受け子」、金融機関の口座に振り込ませたお金を引き出す「出し子」、受け子や出し子の「勧誘役」などで構成されている。

 受け子や出し子といった、いわゆる「末端」は、小遣いほしさで安易に加担する若者が多い。グループの上位者は偽名を使い、他人名義のマンションに潜伏し、携帯電話一つで末端の若者を操って全国規模で犯行を重ねている。

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