多くの学校の校歌が歌唱入りで聞けるようになった検索システム=福井県坂井市の県教育博物館

 福井県教育博物館(坂井市)は、県内学校の校歌を試聴できるコーナー「校歌検索システム」をリニューアルした。これまで一部の学校については伴奏のみだったが、学校に歌唱の収録を依頼。紹介している433校のうち、現在開校している316校についてはすべて、子どもたちの歌唱入りで聞けるようになった。

 同コーナーでは、全公立小中高校、特別支援学校、多くの私立学校の校歌を、校舎の写真と歌詞を見ながら聞ける。開館時に各学校に校歌のデータ提供を求めたところ、316校のうち196校は伴奏のメロディーのみだった。ただ、来館者から「歌唱入りで聞きたい」という声が多くあったため、各学校に依頼し、音楽の授業や集会時に収録してもらった。

 来館者アンケートで同コーナーの人気は断トツで、高齢者が来館し、数十年ぶりに校歌を聴き、涙して喜ぶ姿がよく見られるという。吉田智館長は「冬休みに家族連れで、また年末年始の同窓会のついでに立ち寄ってもらい、懐かしい校歌に耳を傾けてもらえれば」と話している。

 一方、433校のうち、廃校や休校となった学校は117校。多くは歌詞のみで、音源データがあるのは50校にとどまっており、同館は校歌資料の提供を呼び掛けている。

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