「羅生門」(手前、右)は配給ポスター、「地獄門」は手描き(左奥)

 浅丘ルリ子さんが出演した映画のポスターは、情感がこもったタイトルの文字に、劇画タッチの絵が添えられており、活字や写真にはない迫力が伝わってくる。配給品も県内では、メトロ劇場で短期間しか上映されなかったマニアックな作品など珍しいものが残っている。

 サイズはB2版(縦72センチ、横51センチ)が中心だが、縦2メートル、横3メートルの巨大なものや、立て看板用の短冊形(縦2メートル、横60センチ)のものも。虫食いやカビなどは確認されず、保存状態も良好という。

 根岸さんは「ポスターには父の映画に対する愛情や、劇場の歴史が詰まっている。資料やポスターを大事に残すという父の教えを守り、古き良き時代の雰囲気を多くの人に伝えていければ」と話している。

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