「出店している4県でシェア1位を目指す」と意欲を語るゲンキーの藤永賢一社長=福井市内

 ―県内に同業他社の進出の動きが複数ある。ネット通販の利用も拡大し、環境が大きく変化している。

 「数年前は(実店舗やオンラインストアなどあらゆる販売経路を統合する)オムニ化を目指そうと考えたこともあったが、今はそんなことはしない方がいいと考えている。(通販大手の)アマゾンの規模には勝てないからだ。反オムニ化する必要があり、実店舗を極めるのが生き残る道。これは同業他社対策と全く同じだ。理想は家から5分以内の近所にあって、生活に必要な物が一通り安くそろう店だ。ネット通販もさすがに5分で商品を持ってくることはできない。ゲンキーネットでは、類似品のないプライベートブランド(PB)商品を販売していく」

 ―19年に岐阜県内に物流拠点を新設する計画がある。狙いは何か。

 「この業界で物流を自前でやっている会社はほとんどない。自前でやることの効果は、物流費が抑えられるだけではない。売り場の陳列を変える場合、店舗に指示を出すのと商品を店舗に到着させるタイミングを合わせることができ、従業員の待ち時間が発生しなくなるなどの効率化につながる。物流に限らず、システムなどさまざまなことを自前でやっており、スペシャリスト集団の育成も狙いの一つ。会社は“とがった”人材が多い方が強いと考えている」

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