スーパーアドバイザーによる講習会で寝技の練習を繰り返す高校生たち=12月9日、福井市の県立武道館

 柔道3種別で今年の愛媛国体に出場したのは少年男子のみ。1回戦で敗れ、全国の壁は厚かった。福井県の競技得点獲得は、広島国体(1996年)での少年女子5位(7・5点)が最後。県連盟は県外への出げいこなどで経験を積んで対応力を強化。女子と成年男子は3位、少年男子は8位入賞を見据えている。

 ■粘っこい

 女子は今年の北信越国体2位。愛媛国体に出場できなかったが県外遠征を重ねて結束力が生まれ成長著しい。県連盟の長谷川大恭(ひろやす)会長は「女子は男子よりも粘っこい。ある程度はやれる」と期待する。

 愛媛国体から成年と少年が統合され、混成チームで5人制の団体戦に挑む。福井国体は全47都道府県によるトーナメント戦で、争いはし烈だ。

 少年が担う先鋒、中堅、副将はそれぞれ複数の高校生が県代表の座を競い合う。次鋒は大学生たちがしのぎを削り、大将候補は有力選手を獲得する方針だ。

 高校生は福井工大福井、北陸、敦賀3高校と明倫中の強化指定9選手が県外選手と数多く対戦、たくましさが増した。

 昨年秋の県外遠征。「指導者から見ても心が折れるぐらいボコボコにされていた」(金本良克監督)が、今年秋には強豪相手でも主導権を握れるぐらいにレベルアップ。夏に全日本ジュニアの強化合宿に飛び入り参加。トップ選手に胸を借りた経験も力になった。「初日は組むのがやっとだったけど、2日目はほぼ対等に組めた」と尾田瑠璃波(福井工大福井2年)は自信を深める。

 愛媛国体を見学して気持ちもぐっと高まった。愛媛県民の大声援の中で躍動する地元選手の姿が目に焼き付いた様子で、辻村優希(福井工大福井1年)と前川夏海(同)は「あの雰囲気の中で試合がしたい」と目を輝かせる。

 ■甘さをなくす

 少年男子の強化指定選手は福井工大福井と北陸の10人。「(強豪の)関東や九州勢は普段から大学生と練習し気持ちも強い」と大柿直(すなお)監督。来年2月以降、県外の大学へ積極的に出向きたい考えだ。

 中心選手として期待するのは酒井晃輝(福井工大福井1年)や土田海也(同)、橋本光生(福井工大福井2年)ら。同監督は「着実にレベルアップしているが試合経験がまだ少ない。組手など甘い部分もなくしていきたい」と語る。

福井市
不死鳥のまち
【編集部が勝手にオススメ】▽観光 一乗谷朝倉氏遺跡、養浩館庭園▽味覚 ソースカ…
柔道
体重別に男子は5人、女子は3人の選手によって構成されたトーナメント方式による団…
柔道
関連記事