福井県池田町立池田中学校の校舎=11月

 福井県池田町立池田中で今年3月、当時2年生の男子生徒が自殺した問題で、福井市の市民団体が近く、厳しい叱責(しっせき)などにより生徒を自殺させたとして業務上過失致死容疑で当時の担任と副担任、責任者である校長を福井地検に刑事告発する方針であることが20日分かった。

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 告発するのは、犯罪や不当行為を弁護士とともに法的手段を駆使し解決を目指すボランティア団体「社会問題被害者救済センター」(本部・福井市)。告発は第三者が犯罪の疑いを捜査機関に申告し、処罰を求める手続き。村内光晴同センター代表と弁護士がこれまでに生徒の家族と面会、告訴や民事訴訟は現時点で考えていないことを聞いた上で、市民団体として告発する方針を固めた。

 村内代表は「教育現場で発生した生徒の自殺という大問題を見過ごすことはできない。捜査の過程で教育現場の真実が明らかになり、安心して子どもを預けられる学校になってほしい」としている。

 関係者によると、担任、副担任は生徒を叱責する際、精神的打撃が大きくなりすぎないよう配慮する業務上の注意義務を怠り、限度を超えた厳しい叱責を繰り返した過失により、生徒を自殺に至らせたとしている。また、校長は担任や副担任の指導に問題がないか調査し、改善を図るなどの注意義務を怠った過失により、生徒を自殺に至らせたとしている。

 町教委が10月15日に公表した調査委員会の報告書によると、男子生徒は今年3月14日午前8時すぎ、池田中3階廊下の窓から飛び降りたとみられ、搬送先の病院で死亡が確認された。担任、副担任の厳しい叱責にさらされ続けた生徒は、孤立感、絶望感を深め、自死するに至ったと結論付けている。

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