~「ふくい四季のしあわせ綴り」とは~
福井の地で脈々と続いてきた四季折々の伝統行事、風習、食文化。何気ない日々の暮らしの中に受け継がれているコトやモノにこそ、わたしたちが「しあわせ」を感じられる理由があるのではないでしょうか。そんな「しあわせの歳事」の数々を、福井県がこのほど「ふくい四季のしあわせ綴り」としてまとめました。それらを深く知り体感すれば、この福井がもっと好きになり、さらにはそれぞれのしあわせの再発見につながることでしょう。

「ふくい四季のしあわせ綴り」の中から、今回はこの1月に見られる主な「伝統行事」をいくつかご紹介します。ぜひ足を運んで体感してみてはいかがですか?

 

(1)越前打刃物の古式鍛錬を再現する「初打ち」/1月1日/福井県越前市

越前打ち刃物

福井県越前市の伝統工芸、越前打刃物の新年恒例の「初打ち」が年明け早々の午前0時から行われます。白装束姿の職人たちが、約700年前から伝わるという古式の打刃物の鍛錬技法を再現し、新しい年の無事と刃物業の発展を祈ります。親方は炎の中に鉄を入れて熱し、打ち方や力加減を子方に指示。子方はつちを振るって真っ赤に染まった鉄をたたき「カン、カン」と鈍い音を響かせます。

【日時】1月1日
【場所】タケフナイフビレッジ(福井県越前市余川町22-91)
【問い合わせ】 タケフナイフビレッジ 電話0778-27-7120
【詳細URL】タケフナイフビレッジ

 

(2)めでたい「越前万歳」による新年の初舞 /1月1日 / 福井県越前市

越前万歳の初舞

福井県越前市味真野地区に伝わる国の重要無形民俗文化財「越前万歳」。毎年1月1日には同市池泉町の味真野神社などで「初舞」を奉納します。約1500年の歴史があるとされ、同地区などに住む越前万歳保存会のメンバーが、扇を持ち舞を披露する「太夫(たゆう)」と、すり太鼓を持ち軽妙なリズムを刻む「才蔵(さいぞう)」の独特の掛け合いを披露。厄除けと参拝者の家々の発展を祈ります。

【日時】1月1日
【場所】味真野神社(越前市池泉町21-18)など
【問い合わせ】越前市文化課 電話0778-22-7459

 

(3)船祝い歌「いざき」で1年の平穏を祈る   /1月15日 / 福井県坂井市・三国町

いざき舟歌

福井県坂井市三国町新保区に伝わる市指定無形民俗文化財の船祝い歌「いざき」は、1月15日夜、地元男性らでつくる「新保いざき保存会」によって同区の春日神社に奉納されます。「いざき」とは水先案内のことといわれますが起源は不詳で、三国湊が栄えた頃は船頭や水夫が船主宅の船祝いの席で歌い、また作業歌として歌われてきました。会員の男性たちは手拍子に合わせて歌い、1年の平穏を祈ります。

【日時】1月15日
【場所】春日神社(坂井市三国町新保区)
【問い合わせ】坂井市文化課 電話0776-50-3164 
【詳細URL】坂井市

 

(4)子どもたちが家々を回る伝統「戸祝い」  /1月中旬 /福井県小浜市・若狭町・おおい町名田庄地区

戸祝い

「戸祝い」は、子どもたちが地区内の家々を回りながら、玄関先をマツなどのの木の棒でたたきながら元気良く歌をはやし、その家の1年間の無病息災や五穀豊穣を願う伝統行事です。嶺南の市町で広く行われ、地区によって異なりますが保育園児から小学生までが参加します。並んで地区を歩き、長さ15センチほどの木の棒で玄関先の段差などを叩き、口伝されてきた歌を独特の節回しではやしたてます。

【日時】1月中旬
【場所】小浜市・若狭町・おおい町名田庄地区など

 

(5)裸の男衆が豊漁、息災を願う「水中綱引き」 /1月中旬 / 福井県美浜町

日向の水中綱引き

福井県美浜町日向に約380年前から伝わるとされる国の選択無形民俗文化財「水中綱引き」。区民が早朝に編み上げた太さ約30センチのわらの大綱を、日向湖と若狭湾を結ぶ運河に渡して準備完了。極寒の中、地域に住む20~40代の男衆が色とりどりの鉢巻きに白いパンツ姿で橋の欄干から次々と飛び込み、東西に分かれて大綱を豪快にむしって新たな年の豊漁と無病息災を祈ります。

【日時】 1月中旬
【場所】 日向橋(美浜町日向)
【問い合わせ】若狭美浜観光協会 電話0770-32-0222
【詳細URL】美浜町観光協会

 

(6)学力向上を願いカレイを供える「天神講」 /1月25日/ 福井県嶺北地域 

天神講

1月25日は学問の神様、菅原道真公の命日にちなんだ「天神講」。福井県の嶺北地域を中心に、子どもの学力向上を願い、正月から床の間などに飾っておいた天神様の掛け軸に焼きガレイを供える風習があります。全国でもあまり例がない風習とされ、第16代福井藩主の松平春嶽公が起源とも伝わります。講の前日から、鮮魚店やスーパーの店頭ではカレイを焼く香ばしい香りが広がります。

【日時】 1月25日
【場所】 嶺北地方一帯

 

(7)江戸時代から続くの冬の風物詩「勝山年の市」 /1月最終日曜日 / 福井県勝山市

年の市

福井県勝山市の冬の風物詩「勝山年の市」は、1月の最終日曜日に、勝山市中心部の本町通りで開かれます。江戸時代に山村の農家の人たちが自分たちで作った副業製品を売るため、路上で市を開いたことが始まりとされます。手作りの木工品や民芸品、伝承料理などを売る市内外の数十の店が建ち並び、冬の奥越に活気を呼び込びます。競りによる商品の販売「まちセリ」などもあります。

【日時】 1月最終日曜日
【場所】  勝山市本町通り(勝山市本町2丁目)
【問い合わせ】勝山商工会議所 電話0779-88-0463
【詳細URL】勝山商工会議所

 

 

いかがでしたか? ぜひ足を運んで伝統行事の雰囲気を感じてみてください。
これらの伝統行事の詳細は、福井県のHP「ふくい四季のしあわせ綴り」で見ることができますよ。
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