◆柚子をいただいて

 毎日厳しい寒さが続いております。もうすぐ冬至です。一年中で一番日照時間が短くなる日です。冬至と言えば、11月下旬。今年は思いもかけず近所の方や知り合いの方からたくさんの柚子をいただきました。今年は柚子が豊作だったのでしょうか。

 柚子にはいろいろな種類があるそうですが、一般的にお店で売られているあの香りを代表とするオレンジ色の本ゆずに加えて、それよりも一回り小さく、色も黄色で、本ゆずに比べて、香りや味もやや優しい「花ゆず」という種類もあるのです。

 今年は30個あまりの本ゆずに加えて、ゆうに100個を超える中箱にいっぱいの花ゆずもいただきました。そのあまりの多さに一瞬たじろいでしまいました。しかし、いくら柚子が好きだといっても毎年使うのは多くてせいぜい10個ぐらいのものです。せっかくいただいたこれらの柚子をどう使わせていただいたらよいのか、ただただ毎日それらの柚子を眺めるだけの日々でした。

 本ゆずは、麹を使っての、かぶら寿司や大根寿司や、日々の料理のなかで大切に生かして使っていくために冷蔵庫で保管しておけば、昨年は1年くらいもったのです。しかし、半端ではない数の花ゆずの使い道がいまいちわからないのです。我が家の獅子ゆずのように最初ママレードにしてみました。しかし、そのにがみは、獅子ゆずの比ではないのです。

 そこで、生のまま皮を出来るだけ細く、ほそく刻んで蜂蜜でまぶし、その果汁も入れてみました。すると、本ゆずや、獅子ゆずとまた違って、生のまま蜂蜜につけたその柚子の何とも言えないとても優しく上品なその香りと味わいについ引き込まれてしまいそうなのです。

 柚子の種は焼酎につけるとよい化粧水になるとはよく聞く話です。しかし、私は種も絞った袋も醤油につけてみました。柚子の香りと袋や種にまだ絞り切れずに十分についている酸っぱい果汁が醤油にうまくとけこみ、ゆず醤油ができました。

 これはいける。鍋物のたれとして使えそうです。こうしてまたとない沢山のゆずをいただいたおかげで、いろいろと試してみる機会をいただけ、あれやこれやとまるで実験でもするかのように、いろいろな方法を試みることができました。そしてその結果を、いただいた方々にも、少し持って行って、味わっていただきました。

 ‘花ゆずは、スダチのように絞って使うぐらいでしかなかったけれど工夫すれば、こうしていろいろに使うことができるんですね。私もやってみます’と言われて、かえって喜んでいただけました。毎年いただく家の前の畑の木の柚子や、たくさん生り過ぎて困っていると言われていただいた柚子を介して、こうして人と人とのつながりのなかでそれらを生かそうとする思いを分かち合うことができる人がいてくださるということは、実にささやかなことのようではあるのですが、これまたゆずが沢山あってよく使っている人とのつながりが心のなかで深め合える喜びに代わり、その喜びが深く浸透していく思いなのです。

◆今年最後の自然栽培塾

 愛媛県松山市在住の佐伯康人氏を講師に鯖江市共催のもと6回にわたって鯖江市片上公民館を中心会場に行われてきた、自然栽培実践塾の今年の最終回が塾生の方の田んぼでの二毛作の実地見学(玉ねぎやニンニク)が行われました。

 この8月、近くの中学のALTとしてアメリカから赴任されてきて、近くに住む教師の方も是非に参加したいということで、同時期に一緒にアメリカから赴任されたという別の中学のALTの教師を誘っての参加でもありました。

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