自民党福井県連会長人事を巡る福井市支部の緊急役員会であいさつする稲田朋美支部長(中央)=18日、福井市の県繊協ビル

 自民党福井市支部(支部長・稲田朋美衆院議員)は18日、同市の県繊協ビルで緊急役員会を開き、17日の福井県連会長選の手続きに問題があるとして、県連に仕切り直しを申し入れることを決議した。稲田氏は「公明正大に透明性を持った形で運営されなければ、若い世代に理解されない」と述べ、立候補者2人による選挙戦も視野に再考すべきと主張している。

 会長選には、山崎正昭前参院議長と高木毅衆院議員が立候補した。会長選挙管理委員会は「推薦人の多い方を候補者として受け付ける」との従前の取り決めに基づき、推薦人が1人多い山崎氏を会長候補として17日の県連定期大会に報告した。この結果、山崎氏が新会長に選ばれたものの、選管委員長が山崎氏の推薦人に名を連ねたことなどに対し、高木氏を推薦した稲田氏や滝波宏文参院議員らが公平でないと問題視して紛糾。大会議長が山崎氏の会長選出を宣言して終結した。

 支部役員会の冒頭、稲田氏は、候補者の絞り込み要件を見直すよう高木氏らと大会2日前の15日に選管へ申し入れていたことを明らかにした。その上で「大会では会長人事は採決も承認もされなかった。事実上流会になった」と主張。「立候補者がいるのなら正々堂々と議論し、党員の投票で決めることが党を活性化させる」などと持論を展開した。

 非公開協議の後、稲田氏が記者団の取材に応じた。説明によると、稲田氏に同調する意見が多数あり、県連に仕切り直しを近く申し入れることで一致したという。稲田氏は「採決された認識はない。申し入れをして県連がどう判断するかを待ちたい」とした。出席者から、国会議員の意見が割れている状況を懸念する声もあったとして「国会議員同士で協議する必要もあると思う」と述べた。

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