背面跳びを披露する鈴木徹さん=17日、福井市の福井県営陸上競技場

 日本人初の義足プロアスリートでパラリンピック5大会連続出場・入賞の走り高跳び選手鈴木徹さん(37)=SMBC日興証券=を招いた陸上競技講習会が17日、福井市の福井県営陸上競技場であった。福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)に向け練習に励む選手ら約70人が、高く跳ぶこつを学んだ。

 鈴木さんは高校卒業前に交通事故で右足を切断、リハビリをきっかけに競技を始めた。パラリンピックは2000年のシドニー大会から連続出場中で、今年の世界パラ陸上では銅メダルを獲得した。

 講習会は、障スポに向けた競技力上や選手勧誘、障害者と健常者の交流を目的に県と福井陸協が開いた。障スポ出場を目指す「チームふくいアスリート」や、陸上クラブに所属する小中学生らが参加した。

 片足でジャンプしながら前に進んだり、ハードルを飛び越えたりする動きを繰り返し、鈴木さんは「姿勢が悪いと力が逃げる」「両腕と振り上げ足を上げるタイミングを合わせると高く跳べる」「空中で止まれるように」などとこつを伝授。1メートル60センチの背面跳びを披露し、参加者にも背面跳びを教えた。

 陸上クラブに所属する福岡正都君(小学4年)は「義足で走り高跳びができてすごい」。今年愛媛県で行われた障スポに出場し、肢体不自由者走り幅跳びで金メダルを獲得した林昌代さん(49)=越前市=は「ジャンプ力アップにつながるこつを教わったので、練習に取り入れたい」と話していた。

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