後部座席シートベルト着用率の全国最下位を強調し全席着用を呼び掛けるポスター=14日、福井県警本部

 日本自動車連盟(JAF)が14日公表したシートベルト着用状況の全国調査結果で、福井県の後部座席着用率は一般道が14・8%で最下位、高速道が54・0%でワースト3位だった。着用率はいずれも低下しており、事故時の危険性への認識の甘さや、順法意識の低さが改善されていないことが浮き彫りになった。県警は「危機的状況」として啓発を強化する。

 JAFによると、後部座席のベルト非着用は▽車内の構造物にぶつかり致命傷を負う▽同乗者にぶつかり致命傷を負わせる▽窓などから車外に放出される-といった危険性がある。

 今年の全国平均は一般道36・4%、高速道74・4%で、ともに02年の調査開始以降で最高だった。一方で福井県は前年に比べ一般道が10・4ポイント減、高速道が10・8ポイント減。一般道は、後部座席のベルト着用が義務化された08年以降で最低となった。

 福井県は16年調査で一般道がワースト4位、高速道が同14位。15年調査ではともに最下位。県警交通企画課は「後部座席は安全という意識がまだある」とみて、ベルトの全席着用を呼び掛けるチラシを作成し、市町にも広報啓発を促していく。

 調査は警察庁とJAFが10月に全国881カ所で目視で実施した。県内では国道・県道14カ所と北陸自動車道の福井、敦賀両インターチェンジで行い、着用率は一般道で運転席97・9%、助手席93・5%。高速道で運転席99・9%、助手席95・9%だった。高速道の運転席以外は全国平均を下回った。

 チャイルドシートの使用状況調査(4月)では、福井県の使用率は59・0%で下から14番目。16年調査のワースト5位(52・0%)、15年の最下位(44・4%)から向上した。

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