行方が分からなくなっている田中蓮ちゃん。このフード付きジャンパーを着ていた

 ■目をつぶると姿が

 了士さんが勤める会社によると、警察や消防に加え、蓮ちゃんの家族の知人や同僚ら毎日百数十人が川沿いの探索や情報提供の呼び掛けに当たっている。本人の画像を入れたチラシはこれまでに5万枚以上作製。市内各戸に配布したほか、電柱、駅、ショッピングセンター、公共施設など至る所に張られている。

 最近作ったチラシなどには祖父の康雄さん(54)らの連絡先を入れており、14日には10件以上の電話があった。「越前町内の食堂に同じような年齢の子どもと老女が来ていた」という情報もあり、防犯カメラの映像を見に行ったが別人だった。しかし「多くの人に関心を持ってもらえるのは、ありがたいこと」と前向きにとらえている。

 康雄さんは発生以来、会社に泊まり込んでいる。「目をつぶると、ひっついてくる蓮の姿が浮かんでくる。生きている可能性を信じている。早くこの手で孫を抱きしめてやりたい」

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