青葉山の麓で町民が見つけた滝=10月上旬、福井県高浜町(谷正孝さん提供)

 福井県高浜町と京都府舞鶴市にまたがる青葉山(693メートル)の麓で、町民が数段にわたって連なる滝を見つけた。高さは確認できるだけで50メートル以上あるという。発見した町民たちは「青葉山観光の新たな名所になれば」「見て楽しむ山から入って楽しむ山になれば」と期待している。

 青葉山は美しい三角形の姿から「若狭富士」との異名をもつ。

 滝を発見したのは、同町の谷正孝さん(75)。同山の麓の同町難波江にあった。

 難波江に土地を持つ谷さんが今年8月下旬、町の地籍調査の立ち会いで訪れた。集落の西端から青葉山中へ40分ほど進んでいくと、標高120メートルほどの地点に少量の水が流れる滝を見つけたという。「岩肌も出ていて、せせらぎを感じた。すぐにこれはすごいと思った」。谷さんは写真愛好家でもあり「絶対写真映えすると思った」という。

 10月上旬、地元住民ら7人で再び入山。8月に行った際は1段目までの確認だったが、この日は青葉山の約4分の1まで登り、5段目までを確認できたという。「体力的にもここまでにした」(谷さん)が、まださらに上まで続いているらしい。

 参加した町民からは「山の湧き水なので、きれいでおいしい」「青葉山に新たに滝が見つかり良い観光資源になる」との声が聞かれた。

 「青葉山のシンボルの一つになればいい」と谷さん。滝に近づくには険しい山道を登っていくことになり、現時点では危険。「今後、遊歩道を整備してもらい、青葉山登山や散策のトレッキングコースに組み込んだら絶対いい」と新たな観光資源の創出へと思いをめぐらせた。

 滝の全貌調査について町は「土地所有者や地域の人々の意見を伺うなどの状況が整い次第、本格調査に移りたい」としている。

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