会長公選規定に異論が噴出した自民党県連総務会。次期会長人事を巡る国会議員同士の話し合いが紛糾し、予断を許さない情勢となっている=11月25日、福井市の県繊協ビル

 ■経験か順送りか

 「19年には統一地方選と参院選がある。党員投票で生じた亀裂を修復し、一枚岩で戦うにはベテランの手腕が必要だ」。山崎氏側の関係者は再登板を望む周囲の声をこう代弁する。2区に出馬した希望の党候補が比例復活当選したことを踏まえ「高木氏は週刊誌報道で苦戦を強いられ、野党攻勢の足掛かりを許した。任せられない」と述べる。

 一方、高木氏は衆院議員を7期務めているものの会長は未経験。複数の関係者によると、4年前に高木氏は会長就任に意欲を示したが、国会議員同士で話し合った際、当選回数の多い山本氏に譲った経緯があるという。このため高木氏側は「その時、国会議員の中では『次は高木氏』という約束で落ち着いたはず。順送りが筋だ」と主張する。

 膠着(こうちゃく)状態が続く中、県会自民党メンバーで、県連役員を務めるベテラン議員は「国会議員に話をまとめてもらわないといけない」と静観の構えだ。ただ、ある県連関係者はこう語る。「国会議員がバラバラのままだと、県議から会長を出そうとする動きが再燃するだろう」。事態が一層混迷する可能性を指摘した。

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