合格を願い丁寧に五角形に仕上げられた箸=12日、福井市

 五角形の箸で合格祈願―。受験シーズンを控え福井市の元大工尾崎専一さん(83)が、「合格箸」作りに精を出している。できるだけ合格(五角)に近づけるため、正五角形の断面にこだわり、「受験生の後押しができれば」と思いを込める。

 15年ほど前から趣味で合格箸を作り始めた。素材はモウソウチク。名前の由来とされる中国の偉人孟宗(もうそう)は親孝行だったといわれ、「親を喜ばせてあげてほしい」と願う。春にぐんぐん育つ強い生命力にあやかってとの思いもある。

 1年間乾燥させた竹を、自宅の工房で長さ25センチほどの四角柱状に加工。かんなをよどみなく使い、一面一面丁寧に削る。使う人の指を痛めないよう「角を絹糸1本分」削り、わずかに丸みを付ける職人技が光る。

 尾崎さんは「角が多いので指先への刺激が強く、脳が活性化するかも」と話している。1膳千円。希望者は尾崎さん=電話0776(24)8223=まで。

 
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