【10年前のきょう・2007年12月13日】雪上の犯人の足跡を楽々採取―。福井、青森両県警は、雪に残った足跡の表面を素早く凍らせる「スノー被膜スプレー」を共同開発した。十三日、勝山署で採取訓練があり”威力”が証明された。

 これまでの足跡採取は、アルミ粉末を雪上の凹凸に吹き付け、その上に石こうを流し込んで型を取っており、むらができたり飛び散るなどの難点があった。

 新しい採取法はアルミ粉末の代わりに手軽なスプレーを使う。スキー板に使うワックス成分が含まれており、白い雪の上の足跡に吹きかけると、瞬時にワックスの被膜ができ、足跡の表面が青く凍るという優れもの。

 四、五年かけて実用化。あらゆる雪質に対応できる。一本のワックス(二千円)で十個程度の型が取れるという。

 県警鑑識課は「作業は格段に早くなり、速やかな保存採取が可能になった。全国の警察からも問い合わせが来ている」と胸を張っている。

 この日の訓練は、スキージャム勝山から雪を運んで行われた。初めて手にした署員は「これは簡単」と絶賛していた。

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