アオッサの外壁に掲げられた目を引く施設名のロゴ=福井市手寄1丁目

 「アオッサ(会おうよ)」「ほやって(そうそう)」「んまいんやざ(おいしいよ)」…。施設や商品名、キャッチコピーなどに福井弁を用いるケースが増えている。この現象を専門家は「方言の見える化」と表現する。話し言葉だけでなく、目に見える形で地域の文化や個性を表し広く発信する貴重なツールになっている。

 ■帰属意識と旅情

 2007年にオープンした福井市のJR福井駅東口の複合施設「アオッサ」。「待ち合わせ場所として気軽に使える空間になるように」との願いを込め、福井弁の「会おうよ」を名前に採用した。「普段よく口にする言葉なので、すんなりなじめる」と買い物客の女性は言う。管理事務所統括責任者の森義信さんは「結婚式の2次会の会場などとしても利用され、“出会いの場”としての役割を果たしてくれているのでは」。建物の外壁に掲げられた「AOSSA」のしゃれた文字はJRの高架を走る列車からもよく見え、福井県外の人にもインパクトを与えているはず。

関連記事
あわせて読みたい