11日に供用開始となる福井鉄道の新たな市役所前停留場=8日、福井市順化1丁目

 福井鉄道福武線と福井駅前線(通称ヒゲ線)の乗り換え拠点となっている福井市の市役所前停留場の新たなホームが11日に供用開始となる。移設改修前は上下線のホームが交差点を挟んで離れた場所にあったが、横断歩道からそのまま移動できる対面式ホームに生まれ変わった。お年寄りや体の不自由な人が利用しやすいようスロープや手すりを設置した。

 移設改修は7月に本格着工した。工事前、県繊協ビル西側の上りホームに向かうには大名町交差点地下横断歩道の階段を上る必要があった。狭くてエレベーターがなかったため、車いすの人は介助がないと利用できなかった。

 これで2013年度から進めてきた福井市内の路面停留場の改修が完了。福井、鯖江、越前市の鉄道区間の駅を含め全てバリアフリー化された。次世代型低床車両のフクラムや、相互乗り入れで運行されているえちぜん鉄道のキーボを全区間で快適に利用できる。

 新たな市役所前停留場のホームは長さ約35メートルで幅約2メートル。全長の長いフクラムへの対応で、傘を差さずに乗り降りできる屋根付き待合スペースの長さを約24メートルに広げた。

 同じ行き先でも電車によってホームが変わる場合がある。福鉄は「電光掲示板と音声案内でお客さまを分かりやすく誘導する」としている。

 インバウンド(訪日外国人客)対応の一環で看板の駅名は日本語と英語、中国語、韓国語で表記した。駅や停留場を識別しやすくするための駅ナンバリングは「F21」。社名のアルファベット頭文字と駅の番号をイメージカラーの緑色の輪の中に表示した。

 県交通まちづくり課によると、事業費は1億8千万円。福鉄に対し、国が6千万円、県は5400万円、福井市が6600万円を補助した。

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