自画撮り被害の推移(17年は上半期)

 警察庁によると、今年1~6月にSNSなどのコミュニティーサイトを使って犯罪被害に遭った18歳未満の子どもは919人で、半期ベースで過去最多となった。同時期に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件で、被害者が特定できた594人のうち、自画撮り被害は263人(44・3%)。加害者は「面識のない者」が85・9%を占め、知り合ったきっかけはコミュニティーサイトがほとんどだった。

 福井県警が今年容疑者を逮捕した3件の自画撮り事件の被害者も、すべてSNSで知り合っている。ツイッターのダイレクトメッセージへの返信や、LINE(ライン)のグループトーク参加者とのやりとりがきっかけ。女性に成り済ました男に裸の写真を送ってしまった後、拡散すると暗に脅され、別の写真を送らされたケースもあった。

 こうした犯罪に巻き込まれないようにと、県教委は小中学生の保護者ら向けにパンフレットを作成。ネットやスマートフォンの利用上の注意点を周知している。各校に講演会などによる指導も求め、実施率は100%だという。

 県警は以前から、小中高校での非行防止教室で指導してきた。少年女性安全課の北島正勝次席は「子どもが被害者とならないよう保護者にも危機感を高めてもらい、家庭内でスマートフォンの使用ルールを決めるなど注意を払ってほしい」と話している。

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