オリンピック委員会メンバーにキャンプ誘致に向けた熱意を語る西行副市長(右)=9月15日、スロベニア・リュブリャナ(福井市提供)

 福井市は5日、2020年東京五輪・パラリンピックで東欧のスロベニア代表チームの事前キャンプ誘致を目指すと発表した。五輪はハンドボールかバスケットボールいずれかで、パラリンピックの競技は未定。同国の駐日特命全権大使が8日に来福し、市内の体育施設を見学するほか、東村新一市長らと意見交換する。

 市内に強豪高校があるバスケットボールとハンドボールに焦点を絞り、強豪国が多いヨーロッパで誘致する国を探した。スロベニアはそば文化が根付き、毎年水仙祭りが開かれるなど、福井市と共通点があったことから7月、同国の誘致に取り組むと決めた。

 西行茂副市長が9月14~16日にスロベニア入りし、同国のオリンピック、パラリンピック両委員会をはじめ、バスケットボールとハンドボール両連盟の関係者らを訪問。誘致への熱意を伝える東村市長のメッセージを渡し、福井市内の体育施設などを紹介した。

 市スポーツ課によると、特にパラリンピック委員会が積極的で「ぜひとも誘致を検討してほしい」と依頼されたという。キャンプ地の決定を任されている両競技連盟も「五輪出場が決まれば福井市と協議したい」などと好意的な返答があった。

 キャンプは1週間から10日間ほどを想定。バスケットボールの会場は県営体育館、ハンドボールは永平寺町の北陸電力体育館、パラリンピックは市営体育館を検討中。今後は両競技連盟の代表者を招待することも予定している。

 早ければバスケットボールは2019年2月、ハンドボールは同4月の世界選手権で同国の五輪出場が決まる。

 バスケットボールは昨夏のリオデジャネイロ五輪に出場していないが、男子は世界ランキング7位で、今年の欧州選手権で優勝。ハンドボール男子はリオ五輪で6位、今年の世界選手権で3位入賞している。

関連記事
あわせて読みたい