福井県産スギ材をふんだんに使ったえちぜん鉄道福井駅舎2階のホーム天井と壁=4日、福井市日之出1丁目

 現場見学会は建築や都市デザインなどを学ぶ福井大工学部の学生らを対象に開かれ、県職員らがデザインの特徴や施工状況などを説明した。

 東側2階を全面ガラス張りにしたことについて、県職員は「近くの福井駅東口広場から、ホームで待っている人や電車の出入りを見えるようにすることで地域鉄道の存在をアピールする狙いがある」と述べた。また夕方から夜にかけてホームの明るさが外に漏れるため、夜間景観の演出につながればと期待を込めた。

 内装にも随所に趣向が凝らされていることを紹介した。温かみや親しみが感じられるよう、ホーム天井や壁に県産スギ材がふんだんに活用されている点について「駅舎内装に木材が使われるのは全国的に珍しい」と説明した。柱のさび色は、木質空間との相性が良いために採用が決まったとした。北陸新幹線駅舎側の壁に設けたガラス窓は、新幹線で訪れた観光客らがえち鉄駅舎の存在を意識できるようにする狙いがあるという。

 福井大工学部建築建設工学科4年の白澤雅人さん(22)は「天井がユニークで勉強になりました。まちづくりに関心があるので将来の仕事に生かします」と話していた。

 えち鉄によると、1階にはインフォメーションセンターやカフェ、待合所などを設けるほか、京福バスチケットセンターが入る予定。

 県の福井駅付近連続立体交差事業に伴い、えち鉄の福井駅舎のほか新福井、福井口両駅舎が新たに整備される。

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