名古屋高裁

 飲食店員の女性を殺害、福井県大野市の九頭竜湖に遺棄したほか、別の交際相手の女性も窒息死させたとして、殺人と傷害致死などの罪に問われた林圭二被告(45)の控訴審判決で、名古屋高裁は4日、無期懲役とした一審名古屋地裁の裁判員裁判判決を破棄、没収金に関する部分を変更した上で改めて無期懲役を言い渡した。

 判決理由で山口裕之裁判長は殺人事件について共犯の男(39)=服役中=の証言から「被告が首謀者だったのは明らか」と判断。傷害致死についても「強い支配関係にあり、鎖を首に巻くよう暗に指示した」と指摘し、林被告が殺害を主導したとは断定できず傷害致死の事実認定にも誤りがあるとの弁護側主張を退けた。

 その上で、一審判決の主文で犯罪に関する没収金の一部が犯罪被害財産と明示されていなかった部分を変更、被害財産と認定した。

 判決によると、林被告は2011年11月、森岡まどかさん=当時(27)=を共犯の男と殺害して湖に遺棄。09年7月には岐阜県美濃加茂市で同居していた浅埜江里さん=当時(26)=に首に鎖を巻くように命じ、窒息死させた。
 

関連記事
あわせて読みたい