さくら色の福井鉄道フクラム=福井市の福井駅停留場付近

 福井県と福井、鯖江、越前の3市は、福井鉄道福武線の2018年度以降の安全運行をハード面で支えるための次期財政支援計画案をまとめた。22年度までの5年間、レールなどの設備更新と車両メンテナンスなどの維持修繕に必要な計約30億円を国と県、3市が支援する。最終年度に当たる22年度の利用者数目標は、現行計画に掲げた200万人を1割上回る220万人に設定した。県が27日発表した。

 ⇒【画像】福井鉄道の次期財政支援計画案

 現行の10年計画が17年度で期限を迎えることに伴う措置。県会と3市会から12月定例会で了承が得られれば計画が確定し、国費の確保を毎年度交渉していくことになる。

 福鉄は国と県、3市による10年間の支援で安全運行とサービス向上に専念できるようになり、昨年度には利用者数の年間目標200万人を1年前倒しで達成した。経営危機当時の累積債務も昨年9月に完済したが、安全対策の自社負担工事などで新たな債務が発生していることなどから、支援継続が必要と判断した。

 これまで通り、レール交換や線路の切り替えを行う「分岐点(ポイント)」などの大規模修繕を含む設備更新は国と県が支援し、車両メンテナンスなどの維持修繕は3市が支える枠組みを維持する。

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